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リンパマッサージで肌荒れ・ニキビ発生!?好転反応とは?

 

リンパマッサージを受けたらニキビができてしまった、ということはありませんか?

 

リンパマッサージを受けたあとにニキビや肌荒れが発生した場合、好転反応が原因の場合があります。

このページでは、リンパマッサージの好転反応や、好転反応で肌トラブルが起こる原因、好転反応が出たときの対処法をご紹介します。

 

リンパマッサージの好転反応とは

リンパマッサージではリンパを刺激して老廃物の排出を促します。

リンパ液には免疫機能があり、身体と戦って死んだ細菌やウィルスはリンパ管を通って体外に排出して身体を守っています。

 

リンパは心臓のようなポンプがなく、ふくらはぎの筋肉の収縮によって流れていきますが、座りっぱなしや立ちっぱなしのような同じ姿勢が続いたり、冷え症の状態になると流れが滞りやすくなります。

 

そこで、マッサージでリンパを刺激してリンパ液の流れを促進します。

 

リンパ液が流れると溜まっていた老廃物の排出が活発となり、一気に外に出ようとすることでさまざまな身体の不調となって現れる「好転反応」が起こることがあります。

 

好転反応は一般的に2~3日で落ち着いていきます。

 

好転反応はさまざまな形となって現れる

好転反応の現れ方は人によってさまざまです。
よく起こりやすい好転反応には以下のようなものがあります。

 

ニキビ・吹き出物・肌荒れ

リンパ管は皮膚に近い場所にあるため、リンパマッサージにより肌荒れなどの影響が出る場合があります。
思春期のニキビは細菌によるものが主ですが、大人の場合、リンパの滞留が原因となっていることがあります。

 

その場合、リンパの流れを促すことで毒素が一気に外に出ようとし、ニキビや肌荒れとなって現れやすくなります。

特に顔周りをリンパマッサージした場合、吹き出物やニキビが出る場合があります。

 

眠気・だるさ

リンパマッサージで凝り固まった筋肉がほぐされると細胞の活動も活発化し、副交感神経が優位になることで眠気がでることがあります。

場合によってはだるさが出ることもありますので、強く出た場合は休息が必要です。

 

めまい・頭痛

リンパマッサージをするとリンパの流れだけでなく血液の流れも良くなります。

血流が急に活発になることで、頭痛やめまいが起こることがあります。

 

むくみ

一般的にリンパマッサージのあとはむくみが取れてすっきりとしますが、老廃物がうまく排出されないとむくみや腫れが出ることがあります。

 

リンパマッサージでは水分補給や、発汗を促し、老廃物が排出されやすくすることでむくみを解消することができます。

 

排尿・排便の変化

リンパマッサージにより老廃物の排出量が増えることにより、排尿や排便の回数が多くなることがあります。
多く水分を取ってトイレに行って老廃物を外に出してしまいましょう。

 

また、尿の色や便のにおいに変化が見られることもあります。

 

生理の変化

リンパマッサージにより、老廃物を体の外に出そうという力が高まるため、いつもよりも生理周期が早まったり、経血量が増加する場合があります。

 

好転反応が出た際の対処法

体調や個人差により、好転反応が出る人もいれば出ない人もいます。
また、好転反応が軽く済む方もいれば重い症状となって現れる方もいます。

 

もし、リンパマッサージのあとに好転反応が出た場合、以下のように対処すると効果的です。

 

水分補給をしっかりする

リンパマッサージの施術のあとは好転反応の有無に関係なく水分補給をしっかりと行うことが大切です。
できれば常温の水を摂るようにしましょう。

 

それ以外にはノンカフェインのお茶、ハーブティー、白湯などがおすすめです。

施術当日はアルコールはお休みしましょう。

 

ゆっくりと入浴する

好転反応が出た場合、ゆっくりと湯船に浸かって入浴すると効果的です。
汗をしっかりと出して老廃物の排出を促すことで好転反応を経過させることができます。

 

睡眠をたっぷりとる

好転反応が出たらとにかくゆったりと過ごしてしっかりと休むことが大切です。
睡眠をしっかりと取ると疲労回復にもつながりますので、夜更かしはせずにいつもよりも早めにベッドに入るようにしましょう。

 

リンパマッサージ後の肌荒れ・ニキビがひどい場合

リンパマッサージ後の肌荒れやニキビがひどい状態が長引く場合、好転反応ではない場合もあります。

肌荒れやニキビは老廃物の排出のほかにも、施術の力が強すぎる、オイルが肌に合わないどの原因により起こることもあります。

 

お肌の角層は身体を守るバリアとして皮膚の表面を覆っていますが、強いマッサージによる刺激で角層が壊れてしまうことがあります。
その場合、お肌は急いで新しいバリアを作ろうとします。

 

丈夫なバリアが作られれば特に問題はありませんが、急いで作られたバリアはもろく剥がれやすいため、この状態の肌に強いマッサージで刺激を与えると正常なバリアが作られず、ニキビができやすくなります。

 

数日経過しても肌荒れが改善しない、ヒリヒリするなどの症状が見受けられたら医療機関を受診するようにしましょう。

 

ニキビ対策には老廃物の排出が大切

ニキビの原因となるアクネ菌は誰の肌にもいる常在菌で、皮脂を食べて肌を弱酸性に保ってくれますが、肌がさまざまな毒素をため込むことによりアクネ菌が増えすぎて炎症を引き起こすとも考えられています。

 

食生活が偏っている、ほとんど汗をかかない、便秘気味、運動不足など、毒素をため込みやすい生活習慣の方は老廃物の排出を意識するとニキビの改善が期待できます。

 

日頃の生活習慣の見直しはもちろん、デトックスをサポートするためにサロンでリンパを流すと効果的です。

 

好転反応について知っておくと安心

リンパマッサージのあとに肌荒れをしたり、体調不良になる場合、好転反応の可能性があります。

 

好転反応は恐れるものではありませんが、知らないとリンパマッサージのあとに肌荒れが起こっているのを見て慌ててしまうかもしれませんよね。

 

好転反応についてあらかじめ知っておくと、対処もしやすいですし経過を落ち着いて観察することができます。

 

また、施術当日は水分をしっかり摂ってゆったりと休息して過ごすなど、事前に対策を取ることもできるでしょう。

 

好転反応が起こったら、まずはご紹介した方法を実践して経過を観察しましょう。
不安なことがあったらサロンに相談し、アドバイスをもらうと安心です。