リンパマッサージはむくみを改善したい方に高い人気があり、重くだるくなった足が軽くなったりすっきりと細くする効果が期待できます。
実はリンパマッサージの効果はむくみ改善だけではなく、さまざまなうれしいい効果があります。
また、同時にリンパマッサージの施術を効果的に受けるときには注意しておきたい点があります。
今回はリンパマッサージの効果と注意点についてご紹介します。
老廃物が溜まりやすい場所
老廃物が溜まりやすい場所は8つの大きなリンパ節と内臓、足裏と言われています。
特にリンパ節はリンパに含まれる老廃物などを捉える役割があるため、リンパ液が溜まりやすく老廃物も溜まりやすい場所です。
老廃物が溜まりやすいポイントを把握し、ケアすることでむくみ解消や予防に役立ちます。
特に大きなリンパ節は全身に8箇所あり、
・耳の後ろから下
・顎の下
・鎖骨
・脇
・お腹
・足の付け根（鼠径部）
・肘の裏
・肘
です。
腎臓や肝臓は老廃物を集めて分解し、尿や汗として体外に排出する役割があります。
そのため、内臓機能の低下はむくみにつながります。
また、重力により身体の水分と老廃物は下に溜まりやすいため、足はむくみやすく、特に足裏は老廃物が溜まりやすいとされています。
リンパマッサージの効果
むくみ改善
リンパには血液における心臓のようなポンプがなく、ふくらはぎの筋肉がポンプ役となっています。
そのため、デスクワークや立ち仕事など、長時間同じ姿勢を続けていると足のむくみを引き起こします。
足がむくんだ状態で放置していると血行不良になり冷えを引き起こし、さらにむくんでしまうという悪循環に陥ります。
リンパマッサージでリンパの流れを改善し、血流を促すことで、むくみが解消されます。
リンパマッサージで老廃物を押し流し、体内の余分な水分と老廃物が排出され、足がすっきりと引き締まります。
ダイエット効果
リンパマッサージでリンパと血流を促進すると体内の基礎代謝がアップし、痩せやすく太りにくい体質に改善できます。
むくみも改善されてスッキリし、見た目もスリムアップできます。
またリンパマッサージはセルライトの解消にも効果的です。
セルライトは肥大化した脂肪に老廃物が絡みついて硬くなり、皮膚の表面に現れるでこぼこしたものです。
一度できてしまったセルライトを解消するのは難しいですが、定期的にリンパマッサージを行いリンパの流れを促すことで改善が可能です。
冷え改善効果
リンパマッサージで血行が改善されると末梢の血管にまでしっかりと血液が行き渡るようになり、冷え解消につながります。
人の身体は体温が1度上がるとその免疫力は5～6倍にもなると言われています。
リンパマッサージにより血行が促進されることで基礎体温を高め、免疫力をアップできる可能性があります。
体質改善効果
定期的に体内に溜まった老廃物を排出し、全身の巡りが良くなると各器官の機能が活性化されます。
これにより痩せやすい体質になったり、肌荒れが起こりにくくなったり、自律神経のバランスが整いストレスをためにくくなった、などの効果を感じている方が多くいます。
また、リンパがスムーズに流れると免疫細胞も全身に行き渡るようになり、免疫力向上に期待ができます。
リンパと共に血流も促進され、体温が上がるとさらに免疫力がアップする効果があります。
リラックス効果
全身のリンパがスムーズに流れ始めると、自律神経のうち副交感神経が優位に働き、体はリラックスした状態になります。
また、マッサージをするとオキシトシンやセロトニンといった幸せホルモンが出ると言われています。
温かい手でゆっくりとマッサージをすることで心身共に癒されます。
リンパマッサージの際にアロマオイルを使うとアロマの香りでよりリラックス効果が得られます。
リンパマッサージの注意点
多くの効果が期待できるリンパマッサージですが、いくつかの注意点があります。
強すぎるマッサージは逆効果に
むくみ解消を意識するあまり、ゴリゴリと強くマッサージし過ぎてしまうとリンパ管を傷めてしまう可能性があります。
また、肌を強くこすると肌にも大きなダメージを与えてしまいます。
肌への強い刺激はたるみやシワに発展してしまう可能性があるため、肌トラブルを避けるためにも刺激の強すぎるマッサージは避けましょう。
体調不良のときはマッサージはお休みする
リンパは免疫をコントロールする役割もあり、体調不良のときはリンパも活発に稼働しています。
このようなときは下手にリンパマッサージで刺激を絶えず、安静にしておくのがベストです。
特に熱が出ているときや、体がだるいとき、扁桃腺などに不調を感じているときなどは無理にリンパマッサージを行わず、しっかりと体を休めるようにしましょう。
食後は避ける
リンパマッサージの直前は食事を控えましょう。
食後は食べたものを消化するために血液が胃に集まります。
この状態でリンパマッサージを行うと血液が全身にめぐってしまいます。
これにより、本来は消化器官に集中するべき血液が全身を巡ってしまい、消化不良を起こすことがあります。
リンパマッサージをするときは食後2時間は空けましょう。
アルコールは控える
リンパマッサージの前にお酒を飲むと体内のアルコールが血液の流れに乗って全身へ巡り、酔いが回りやすくなってしまいます。
またマッサージのあとのアルコールにも注意が必要です。
血行が良くなっている状態でアルコールを摂取するとアルコールが周って頭痛や吐き気などの症状を引き起こす可能性があります。
リンパマッサージのあとはしっかりと水分補給を行い、早めに休むのが理想的です。
リンパマッサージだけでは脂肪は落とせない
リンパマッサージを継続して行うと、むくみ改善や基礎代謝アップなど痩せやすい身体に体質改善できます。
しかし、脂肪を落として痩せるには、リンパマッサージ以外のダイエット方法も必要です。
脂肪を燃焼させるには、食事管理や有酸素運動も取り入れることが大切です。
リンパマッサージは注意点を守ると高い効果が期待できる
リンパマッサージの効果と注意点についてご紹介しました。
注意点を守らないとせっかくのマッサージの効果を得にくくなるだけでなく、思わぬトラブルが起こる可能性もありますので、注意点を守って施術を受けるようにしましょう。
リンパマッサージは定期的に受けることで体質改善など、高い効果につながりますので、定期的にリンパを流してむくみを解消しましょう。