リンパマッサージが不眠改善におすすめの理由 自律神経と睡眠の関係
現代社会では日本人の5人に1人が不眠症に悩まされていると言われており、不眠症は自律神経と密接な関係にあると考えられています。
自律神経の乱れはリンパマッサージで改善できる可能性があるため、リンパマッサージを行うことで睡眠を改善できる効果が期待できます。
このページでは、自律神経と睡眠の関係、不眠にはリンパマッサージがおすすめの理由について解説します。
自律神経とは
自律神経とは臓器のはたらきや心拍数、血圧、血流、睡眠状態など、私たちの生命維持に必要な機能を調節する神経系のことです。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、脳の視床下部が指令を出して2つのバランスを保っています。
交感神経
交感神経は日中、活動しているときに優位になります。
交感神経が優位の状態では脳は興奮状態で筋肉は緊張している傾向があります。
緊張、興奮、ストレスを受けているときに高まります。
副交感神経
副交感神経は特に夜間のとき優位になり、身体をリラックスさせる効果があります。
副交感神経が優位の状態では脳はリラックスし、筋肉も弛緩した状態です。
睡眠や休息のときに高まります。
ストレスに対する心身の反応として交感神経が高まることが知られています。
その結果、身体の反応として睡眠障害を引き起こします。
自律神経の乱れと不眠の関係
自律神経が乱れ、睡眠時に交感神経が働いてしまった場合、体内でさまざまな現象が発生し、睡眠へ悪影響を及ぼします。
睡眠時にストレスホルモンが分泌されてしまう
人はストレスを感じるとコルチゾールと呼ばれるストレスホルモンを多く分泌します。
コルチゾールは抗炎症や免疫抑制、血糖上昇などの作用があるほか、交感神経を刺激し、脈拍や血圧を上昇させます。
つまり、ストレスから身を守るために脳を覚醒状態にします。
ストレスホルモンが分泌されていると脳が覚醒した状態が続いてしまい、「寝たのに眠った気がしない」「眠れない」といった睡眠障害の症状を引き起こします。
睡眠時も体温が高いままになってしまう
人間の体温は、朝は低く日中に上昇し、夜は再び低くなるというリズムを持っています。
体温は自律神経と密接に関係しているため、自律神経が乱れると睡眠時にも体温が上手く下がらずに体温が高い状態になってしまいます。
体温が高いと交感神経が優位になり、睡眠に支障が出ます。
メラトニンの分泌が不足する
人が「眠い」と感じるのは睡眠ホルモンのメラトニンが分泌されるためです。
夕方から夜にかけてメラトニンが多く分泌されることにより副交感神経が活発になり、心拍数や体温、血圧が低くなっていき睡眠します。
そして朝の太陽の光を浴びてメラトニンが消え起床します。
メラトニンの分泌は自律神経が乱れるとうまくいかなくなります。メラトニンの分泌が不足すると副交感神経が優位になりにくくなり、睡眠時も覚醒状態が続いてしまいます。
不眠にはリンパマッサージがおすすめ
自律神経の乱れによる不眠にはリンパマッサージが効果的と言われています。
リンパマッサージは全身に流れるリンパの流れを促すために行うマッサージで、自分でマッサージすることも可能ですが、リラクゼーションサロンやエステサロンなどでプロに施術してもらうと全身のリンパにアプローチできるため、効果的です。
リンパマッサージの施術には顎下の鎖骨と首の筋肉をほぐすことから始めたり、末端からほぐしていき、リンパ節が多く集まる体の中心に向かって施術を行ったりします。
これにより、リンパ管内にある余分な水分や老廃物の排出を促します。
リンパマッサージが自律神経の乱れに効果がある理由
人間にはウィルスや細菌が体内へ侵入しようとすると、それに対抗するために免疫機構が備わっています。
その免疫システムを担っているのが血液中にはる白血球で、マクロファージ、顆粒球、リンパ球に分類されます。
リンパ球は小さな異物を排除する役割があり、身体にとって不要な老廃物や毒素を流し、体外に排出する作用があります。
リンパの流れは自律神経のうち、副交感神経によりコントロールされています。
そのため、ストレスがかかると身体がこわばって筋肉が緊張し、リンパの流れが悪くなります。
リンパマッサージは心身のリラックスを促し、副交感神経を優位にする効果が期待できます。
マッサージにより滞ったリンパの流れを促進すること、副交感神経が優位になることで、リンパが流れやすくなり、自律神経が正常に働けるよう促します。
リンパマッサージの睡眠効果をより高めるためには
リンパマッサージの睡眠効果を高めるためにはサロンに行った当日は次のようなことに注意して過ごすと良いでしょう。
水分補給をする
老廃物は尿や汗となって体外へ排出されます。
そのため、施術当日は水分補給をしっかりと行い、老廃物の排出を助けるようにします。
常温の水や白湯、ハーブティーなどをこまめに摂るのがおすすめです。
ゆっくり休む
リンパマッサージのあとはトイレの回数が増えたり、吹き出物が出たり、だるさを感じることがあります。
これは、体内の疲れを排出しようとする好転反応の1つです。
好転反応が出ているときは、ぐっすり眠れる分、日中にも眠気を感じることもあります。
リンパマッサージのあと数日間はできるだけゆっくりとリラックスして過ごし、しっかりと睡眠を取るようにしましょう。
生活習慣の見直しも忘れずに
リンパマッサージの効果を持続させるためには生活習慣の見直しも必要です。
むくみにくくするためにも塩分の濃い食事やアルコールはなるべく控えることが大切です。
また、規則正しい睡眠と適度な運動を心がけることで自律神経の乱れを防ぎ、良質な睡眠へと導きます。
定期的なリンパマッサージで快眠をサポート
リンパマッサージは自律神経の乱れを整え、不眠などの睡眠障害の改善に効果が期待できます。
睡眠を改善するには、ストレスを溜めないことや規則正しい生活のほかに、定期的なリンパマッサージが効果的です。
1ヶ月に1回でもプロに全身をマッサージしてもらうと、体内の老廃物の排出を助けてむくみを解消できるだけでなく、睡眠にも良い効果がありますので、ぜひ身体のメンテナンスとして定期的にリンパマッサージを受けてみることをおすすめします。
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